ジローの記憶
ぼくはジロー
今日は黒くてうすいズボンを
ママに着せてもらいました
今日はお城のテニスコートで
黄色のボール拾っています
ぱこ、ぱこ
なんだか、、おねぇちゃん、、真剣
ぱこ、ぱこ・・・・ぱこ
大好きなパパは
おねえちゃんにとられています
ママはおねえちゃんが
ボールを打っているところを見ています
ボールに夢中になって
おねえちゃんの近くにいくとママが怒ります
おねえちゃんの大きなラケットが
あたるとあぶないみたい
ぱこ、、、、ぱこ、、、、ぱこ、、、、、
ぱこ、、、、
とてもおもしろそう、
ぼくもパパと遊びたいけど・・・
パパはおねえちゃんと遊びたそうです
でも、、、、たぶん、、、
ぼくとも遊んでくれるかな?
パパはとってもやさしいから
ときどきパパの耳を
触るととても安心します
パパはぼくが耳をさわると
嫌そうな顔をするので、、
そのときはやさしくさわってあげます
パパの嫌そうな顔が大好きです
たくさんボールを拾えば
おねえちゃんみたいに
パパが遊んでくれるから、たぶん、、、
ボールを「あみ」いっぱいにしたいです
このまえ、おねえちゃんが
スクイーズのボールを
たんすにあてて、遊んでいたけど、
その時、ぼくにもテニスできたよ
千夏おねえちゃんは
テニスが上手です
ぼくはたんすにあてても
全然おもしろくないけど、
千夏おねえちゃんは1人で
ボールをぽん、ぽんって
たんすにあててテニスをしています
今日はぼくも
お城のテニスコートで
パパとテニスがしたいので
必至にボールを拾います
いつも怒りんぼうのママは
今日はボールを拾うとほめてくれます
ぼくの順番がくるまで
ボールをたくさん拾います